新入社員時代に5月病にかかり、GW明けから辞めるまでずっと仕事が辛かった「にんまり」です。
仕事が辛い…そう感じる方って結構多いんじゃないでしょうか?
「みんな仕事は辛いと感じつつも我慢して働いているんだから、わたしも頑張らないと…」
そんな風に思っているあなた。
あなたが仕事が辛いと感じる理由は「HSP」だからかもしれませんよ?
そもそも「HSP」とは?
HSP = Highly Sensitive Person
「HSP」とは、日本語に訳すと「とても敏感な人」という意味になります。
元々はアメリカの心理学者、エイレン・N・アーロン博士が1996年に自著の本で提唱した概念です。
「HSP」は、些細なことにも敏感に反応してしまうため、ただの性格の問題では?と思ってしまいますが、これは性格ではなく、生まれ持った気質です。
また、病気とも違い、治すものでもなく、うまく付き合っていくものです。
「HSP」の気質があるかセルフチェックする
HSPという言葉を初めて聞いた方や、どっちか分からない!という方は、以下のサイトからセルフチェックすることができます↓↓
「HPS」関連のオススメ本
もっと「HPS」について知りたいと感じる方は、HSP関連の本を読んでみるのがオススメです。
下記の本以外にもHSP関連の本は出版されているので、気になったものをとりあえず読んでみるのも良いですよ。
わたしが実際に仕事で辛いと感じた「HSP」特有のポイント
わたしが初めて「あ、わたしHSPだ…」と知ったきっかけは、仕事で辛いなぁーと感じていたことをネットで検索しているときでした。
そんなわたしが実際に仕事で辛いと感じた「HSP」特有のポイントをご紹介します。
急かされたり監視されたりすると、緊張と焦りでいつも以上に仕事ができない
以前、勤めていた会社は時間にシビアで、各個人に割り振られた細かい仕事でも時間制限を設け、徹底的に効率良く処理するよう求める会社でした。
また、常に上の方がみんなの仕事状況を監視しており、時間通りに処理できないと指摘されるような環境でもありました。
当時のわたしは常に焦りと緊張を感じており、頭や気持ちもゴチャゴチャ。
(手汗がひどかった…)
仕事も集中できず、時間通りにも処理できずで、空回りしてるなぁーと感じることが多かったです。
周りの状況が気になり、仕事に集中できない
仕事中、他の社員の方が上司に詰められたりしてると、こっちまでドキドキして仕事に集中できない…。
それだけじゃなく、会社の席の配置やそのときの雰囲気、状況なんかでソワソワドキドキすることが多くありました。
逆に家で一人で仕事をしているときは、めちゃめちゃ集中できました。
たくさんの仕事を一気に処理できない
急ぎの仕事が一気にくるときってありますよねー。
そんな状況になると、すぐに焦りと緊張状態に。
そして、空回り…。
自分の周りに機嫌の悪い人がいるとソワソワする
なんとなーく「あれ?この人、今日機嫌悪い?」って感じると、ソワソワします。
その人が自分の席の近くだと、余計にソワソワと落ち着かなくなります。
なんで他の人みたいに、うまくいかないんだろう?
上にあげた仕事で辛いと感じた「HSP」特有のポイントですが、他にも色々ありました。
どんな状況、環境でも、きちんと仕事ができる人はできる。
きっとわたしの能力が低いからだ、もっとちゃんとしないと!
そんな風に思ってました。
でも、できないんですよねー、ドキドキソワソワしちゃうものはしちゃう。
緊張しちゃうものはしちゃう。
なーんか、平常心で集中して仕事ができない。
その原因が「HSP」という自分の気質だと知ったときは、ものすごく納得したと同時にスッキリもしました。
「HSP」にオススメする仕事の環境
「HSP」の概念を提唱したアーロン博士は、「HSPは自分の流儀で働けるのであれば、ほぼどんな仕事にもつける」と明言しています。
「HSP」であるわたし自身も、今まで働いてきた経験から職種というよりは、仕事の環境に左右されるかな、と思っています。
同じ職種であっても、会社の雰囲気や環境が合わなければ辛いことになりますし、それが合えば集中して働くことができます。
以下にわたしが思う「HSP」にオススメする仕事の環境を書いてみました。
「HSP」にオススメする仕事の環境
- 時間に追われない
- ある程度自分で仕事をコントロールできる
- 1つの仕事に集中できる
- 少人数の空間
- 騒がしくない or 快適な音楽がかかっている
- 仕事中にイヤホン(ヘッドホン)で音楽が聞ける
- 服装の自由度が高い
- 落ち着くインテリア
- 比較的プライベートが保たれた席の配置 or 在宅勤務
全てに当てはまる仕事というのは難しいかもしれませんが、上記と正反対の環境は「HSP」には辛いと思います。
職種的には、IT系が比較的自由度が高く、「HSP」の方でも快適に仕事ができる可能性が高いです。
(IT系でも体育会系な会社や、自由度の少ない会社もあるので注意が必要です!)
どうしても働くことが辛いなら、転職も考えよう!
どうしても働くことが辛い…、と感じるなら転職も考えてみましょう。
「HSP」には、合う職場と合わない職場ってやっぱりあると思うので、そこは無理して働き続けるよりも、少しでも快適に過ごせるよう転職した方が良いです。
わたし自身も、すんごい快適に過ごせた仕事環境もあれば、全く合わずに常に疲れて辛い仕事環境もあったので、本当に合う合わないは大事だと実感してます。
また「HSP」の本から自分の気質とうまく付き合うコツを学ぶのも、スムーズに働く上でオススメです。
あとは「自分はHSPなんだ!!!」と思いすぎないのも大事です。
思いすぎるとそれを言い訳にしちゃうこともあるので、気質とうまく付き合うコツを学んだ上で、あんまり気にしない…、なんていうバランスが大事かな、と感じます。
私もまだまだ模索中です!