会社を辞めるときにもらう「離職票」。
すぐに送ってくれるホワイトな会社ならいいんですが、なかなか送ってくれないブラックな会社だと手続きできずに困りますよね。。。
そんな困っているあなたに朗報です!
実は、離職票がなくてもハローワークで手続きできるって知ってましたか?
会社を退職して約一ヶ月離職票が送られてこなかったわたしが、その方法をお伝えします!
離職票は届くまで、2週間は待とう
そもそも離職票ってどれくらいで届くものなんでしょうか?
調べたところ、会社がハローワークに必要書類を提出する期限は、社員が退職した翌日から10日以内と決められています。
こちらの法律事務所さんのサイトにも、
従業員が退職した場合、会社は退職日の翌日から10日以内に「雇用保険被保険者資格喪失届」と「離職証明書」をハローワークに提出しなければいけません(雇用保険法 第7条・雇用保険法施行規則 第7条第1項)。
ただし、従業員(59歳以上である場合を除きます)が離職票の発行を希望しないときは、離職証明書を添えないことができます(雇用保険法施行規則 第7条第2項)。
と記載されています。
ポイント
退職日というのは、会社との雇用関係が終了した日です。
最終出勤日の後に有給休暇の消化がある場合、最終の有給休暇日の翌日から10日以内となるので、間違わないようにしましょう!
離職票が送られてくる流れ
離職票が送れてくる流れとしては、
(1)「会社」から「ハローワーク」へ必要書類を提出する
(2)処理後「ハローワーク」から「会社」に離職票が届く
(3)届いた離職票を「会社」から「退職者」へ郵送される
となります。
なので、退職日から2週間程はおとなしく会社から離職票が送られてくるのを待った方が良いです。
ちなみに、この1番の「会社」から「ハローワーク」へは10日以内となっていますが、3番の「会社」から「退職者」へは何日以内に渡さなければいけないという決まりはないみたいです。
ですが、ブラックな会社はそもそも10日以内に処理すらしてくれないですよねー。。。
離職票を確実にもらうため、退職前に行った方法
ちなみに、わたしはちょっぴりブラックな会社に勤めていたので、スムーズに離職票をもらうために退職前に色々と動いていました。
- 退職前に離職票が欲しいことをメールしておく
- 念のために口頭でも「離職票、早めに欲しいのでお願いします…!」とお願いしておく
わたしは実際処理していただく事務の方にお願いしました。
小さめの会社だと、メールの宛先が社長になるかもしれないですね。
あとメールにしたのは、退職した後で「離職票が欲しいって聞いてないよー」なんていう言った言わない論争にならないためです。
証拠みたいな感じですね。
離職票が2週間たっても届かないときは、自分で会社に連絡しよう
ちなみに、わたしはそれでも離職票が届きませんでした。。。
3週間は待ったんですがねー。
イライラが日に日に増してきたので、会社に電話しましたよ。
そのときは社長相手だったんですが、
よろしくお願いします。
このような感じでお願いしました。
イライラしてしまったのですぐに電話は切りましたが、まだ出してないんかい!と思って悲しくなりましたよ。。。泣
わたしはその後、念には念を入れて「○月○日までに離職票が届くよう手配をお願いします」という内容でメールも送りました。
期日を指定したのは「ダラダラせずに、さっさと送れよー」という意思表示でもあります 笑
万が一この期日を過ぎれば、もう一度最速の電話もする予定でした。
ブラックな会社は、辞めた人間のために時間を使いたくないハズなので、後まわしにされないためにも攻めの姿勢で挑みました。
会社が離職票の申請をしているのか確認する方法
離職票がなかなか送られてこない場合、今、どんな状況で止まっているのか気になりますよね。
離職票の状況は、個人でも確認できるって知ってましたか?
ハローワークで事情を説明すれば、窓口の方が調べてくれます。
注意点
確認には身分を証明するものが必要です。
わたしは運転免許証でいけましたが、ハローワークによって必要な書類が違う場合もあるので、事前に電話で確認しましょう!
会社に催促をしても「処理はしてるんだけど、ハローワークから書類が戻ってこなくて〜」なんて嘘をつかれることもあります。(わたしは嘘つかれました。)
確実なのは自分でハローワークに離職票が今どういった状況か確認することです。
そのときに会社がまだ申請さえしていなければ、ハローワークから会社に電話で指導してもらうこともできます。
離職票が届かない場合、仮申請という形で手続きすることも可能
通常、離職票が届いてからハローワークに行くんですが、離職票がない場合でも
「仮申請」
という形で手続きができます。
ただ、1つ注意なのがハローワークによっては必要な書類や仮申請ができる・できないなど、ルールが変わるかもしれない、ということです。
事前に、自分が行く予定のハローワークへ仮申請ができるかどうか、電話で問い合わせることが大切です。
離職票がない状態で、仮申請ができる基準
わたしもハローワークに行く前に、電話で仮申請ができるのか確認しました。
そのときに聞かれたことは
2.自分で会社に連絡しましたか?
の2つでした。
まず、退職日から5日後など、あまり日が経っていないと、仮申請は恐らくしてくれないと思います。
こちらもハローワークによってルールは違うかもしれませんが、10日以内の仮申請は難しいと思っていた方が良いです。
あと、自分で会社に催促の連絡をしていないと、まずは自分で連絡してくださいと言われる確率が高いです。
わたしは会社に2度連絡をし、かつ退職日から1ヶ月近く経っていたので、ハローワークの方に仮申請ができること、またハローワークから会社に電話で指導することもできる、と仰っていただきました。(心強かったです。。。)
離職票以外の仮申請に必要な書類
仮申請ができると言われたら、どういった書類が必要か必ず確認しておきましょう。
ちなみに、わたしが必要だった書類は
- 身分を証明するもの(わたしは運転免許証を提出しました)
- マイナンバー
- 銀行口座
が必要でした。(一応、給与明細も6ヶ月分用意して持っていったんですが、必要なかったです。)
あと、写真は離職票が届いてからでも良いと言われました。
仮申請を行うと、その仮申請をした日から手続きが進みます。
最終的には離職票も必要ですが、ハローワークの方には「最初の失業認定の日に離職票があれば大丈夫です」と言われたので、それまでに届けば問題ないようです。
ただ、こちらもハローワークによって違いがあるかもしれないので、いつまでに離職票が必要なのか確認しておきましょう!
離職票が届いたら内容を必ずチェックしよう
わたしは結局、離職票は退職日から1ヶ月半程で届きました。(遅!!!)
離職票が届いたらスグに安心せずに、まずは内容が正しいかチェックしましょう!
わたしがチェックしたポイントは、
- 離職年月日
- 離職理由
- 賃金額
です。
「離職年月日」は退職日ですね。
ちなみに、わたしの友人は離職年月日を勝手に変更されて、会社とかなり揉めたそうです。。。怖いコワイ。。。
「離職理由」ですが、確認するポイントとしては、「自己都合」か「会社都合」かという点が大事になります。
「自己都合」と「会社都合」では、「失業保険を受給できる日数」や「失業保険を受給できるまでの3ヶ月の給付制限の有無」などが変わるので、ここもしっかり確認しましょう!
「賃金額」は、実際にもらえる失業保険の金額に関係するので、記載されている金額が正しいか確認しましょう!
まとめ
<退職前>
- 離職票が欲しいことを担当者に伝えておく
<退職後>
- 2週間は離職票が届くまで待つ
- 2週間経っても離職票が届かない場合、自分で会社に状況確認の連絡をする
- 自分で催促をしても届かない場合、ハローワークに「現状、離職票の手続きがされているのか確認する」もしくは「仮申請」を行う
注意点
何度も書いてますが、管轄のハローワークよっては必要な書類が違ったり、仮申請ができなかったりする場合もあるので、まずはハローワークに電話で聞いてみましょう!
辞めてから離職票が届かない…、こんなことで時間を使うなんて本当にもったいないですよね。
チャッチャッと済ませて、スッキリ次に進みたい!!
この記事が、離職票が届かなくてお困りの方のお役にたてば嬉しいです。